巴のお嫁入り
こんにちは
本日は二十四節気の雨水ですね。
雪から雨に変わり、氷が溶けて水になる。
暦通り、私が住んでいる地域は少し雨が降りました。
太陽は覗いていませんが、気温も高めで少し春っぽいです。
着々と春は近付いていますね。
先日訪れた上野公園の寒桜も満開でした🌸
さて、この度糸とおし作品「三つ巴」のお嫁入りが決まりました。
このコは、作品の中でちょっと異色なのです。
まず、糸の通し方。
いつもは直線や曲線の美しさ・繊細さが伝わるような通し方をしているのですが、このコに関しては「絹糸の光沢」を重視した通し方をしています。
絹糸をたくさん重ねて、光沢を存分に味わえるようにしています。
三つの勾玉が回転している様(さま)を主張するにもそうしたほうが良いと思い、絹糸をふんだんに使いました。
そして、額。
絵画用の額ではなく、額装作家のムラカミエツコさんに依頼して制作していただきました。
せっかく絹糸の光沢を重視して制作したので、ガラスを付けるのは勿体無い、そのままが良いと思ったので、作品の雰囲気に合った立体的な額を作っていただくことにしました。
作品と額が一体となっている完全オリジナルで、額装作家さんとのコラボ作品です。
※他の絵画用額縁に入れている作品も、作者としてはガラス無しが推しです。
ガラスを前面に取り付けないほうが絹糸の光沢が映えて楽しめます。
でも、埃汚れや日焼けなどが気になり糸の保護を優先したい方もいらっしゃると思いますので、
ご購入者様のお好みに対応できるようガラスを付けてお送りしています。
そんな異色っぷりを発揮する「三つ巴」。
果たしてどなたかの御目に留まるのだろうか、貰い手はあるのだろうかと心配していたのですが、嬉しいことにお嫁入りのお話をいただきました。
嫁入り(発送)準備をしています。
どの作品もああだこうだと試行錯誤して、楽しみながら制作しているので、嫁ぎ先が決まるのはとても嬉しいことです。
旅立ちって、やっぱり良いものですね✨
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