父の死によって実感する行動瞑想としての糸とおし

こんにちは😊

 
 
 
今回の記事は、私が糸とおしって行動瞑想なんだなと実感するに至ったお話を綴ります。

 
 
 
ワークショップの参加者さんたちから「糸とおしは行動瞑想だ」というお言葉をよくいただきます。
私自身にその実感はなかったので、そうなんですね〜と受け取っていました。
糸とおしが行動瞑想だというのは、頭では理解できます。
 
無心になって、手を指を動かす
 
作業に集中しますから、頭は糸とおしが全て占めます。
他のことを考えながら糸を通していくのは、至難の業。
なかなかの玄人でないとできません。

 
 
糸とおしというアートがそういった性質を持っていることには大いに納得なのですが、
ただ私にとって糸とおしは、行動瞑想ではなかったのです。
 
父がこの世を旅立つまでは。

 

 
 
 
 
 
 
 
 

 
糸とおしは「真剣に」遊ぶもの

 
私にとって糸とおしは、ワクワクするもの。
生み出すこと・創り出すことを純粋に愉しむもの。
 
行動瞑想の性質を持っていることは頭で理解できても、
「糸とおしって行動瞑想だ」っていう実感が全くなかったのです。
 
 
どんな模様が作れるかな
どんな色合わせにしようかな
こうしたらどうなるかな
こういう模様にするにはどう作図したら良いかな
糸を通す作業が一番好きだな
穴あけは修行だな
絹糸が繊細に輝いて綺麗だな
 
と、ただただ愉しんで達成感を味わう真剣に大真面目に遊ぶものでした。
(もちろん今でもそうですよ)

 
 
 

 
 
 
 
 
 

 
なるほど、確かに行動瞑想だ

 
父と母の話し声に眠りから目覚めそうになった、とある早朝。
そろそろ起きるかな、でもまだ眠いなと布団の中でウトウトぬくぬくしていると
 
くみこ!救急車!!なんか変!!!
 
という緊迫した母の叫び声が…
何事だ!?と飛び起きて母の元へ行くと、息も脈もない様子の父が仰臥していました。
 
急いで救急車を呼び、蘇生の可能性を信じて心臓マッサージを続けましたが、ダメでした。
父、突然この世を卒業しました。

 
 
父は不摂生をしていたので、決して健康体だったとは言い切れないのですが、
病気してません
薬何も飲んでません
ワ○○ン1回も打ってません
 
予兆や兆候が見当たらなかったので、ただただ吃驚でした。
 
父と母の話し声は私の夢ではなく現実で、
母は倒れている父を発見する10分前まで、父と言葉を交わしていました。
こんなことってある!?っていうのが正直な心情でした。

 
 
元気に過ごしていて、亡くなるような様子はなかったので、
自分たちの心の整理の為にも解剖して亡くなった理由を調べてもらいました。
 
心筋梗塞 大動脈解離一歩手前
 
大きな血管が裂ける寸前まで詰まっていたと判明し、気持ちの収め所が少し見えました。
大動脈解離は緊急手術が必要で、手術したとしても助かる可能性は低いそうです。

 
 
寿命だったんだなと思います。
ここでは割愛しますが、他にも寿命だと思わせるような出来事があったので、
ああしていればこうしていれば…と、たらればをグルグル考えることはなくなりました。

 
長患いしたくない
介護されなくない
ピンピンコロリがいい
と言っていたので、父の望みは叶ったのだと思います。
 
 
 
心身に不調がなくても、寿命が来たら呆気なく逝く
心身に不調があっても、寿命が来なければ逝かない
 
父に教えられた気がします。

 
 

気持ちの落とし所を見つけたとはいえ、バビュン💨過ぎてポカン😶ですよ。
 
文字通りポカンと思考停止してくれれば良かったのですが、そうはいかず。 
何も考えずぼーっとするのが得意だったのに、ぼーっとできなくなってしまいました。
父の倒れている姿がパッと浮かんできたり、
考えようとしなくてもこれからのことを考えてしまっていたり。

お茶を飲んでひと息つこうとしても、體はお茶を飲んで休んでいるのに、頭は休んでいない。
脳が常に動いていて、余白がなくなってパンパンになって疲弊する感覚がありました。
 
そんな時、ふと「糸とおしでもやるか」と思い、制作途中の作品に手を伸ばしてみました。
すると、頭スッキリ。
グチャグチャになっていたのが勝手に整理されて、頭の中に余白ができた感じがしました。
なるほど、これは行動瞑想だ。
私にも実感する時が訪れました。

 
 

 
 
 
  
 
 
 
 

糸とおしは行動瞑想です

 
実感できたので、声を大にして言えます。
糸とおしは行動瞑想です。
 
自身に実感のない事は、「こうらしいですよ」と
他人様の感想や感覚をご紹介するしかできなかったのですが、

私も行動瞑想だと感じたので、これからは自身の体験や感覚としてお伝えできるようになりました。
躊躇いなく言えます笑

 
 
意図せず脳が勝手にいろいろ考えてしまって落ち着かない。
そんな時は、行動瞑想がピッタリですよね。
體をひたすら動かすことに集中・没頭するので、その時頭の中は動作のことだけになります。
一つのことに全集中です。
そうすると、脳がクールダウンしてスッキリして落ち着きます。
脳をスッキリさせることは良い眠りに繋がるそうですよ。
 
ネムリノチカラ代表、快眠コンシェルジュのヨシダヨウコさんが
ワークショップに参加してくださった時のことをOurAgeの連載記事に書いてくださいました。
糸とおしが行動瞑想だと眠りの観点から綴ってくださっているので、ぜひご一読ください。

 
ココロを整える初挑戦。「糸とおし」を知っていますか?

 
思わず糸とおしをやってみたい気持ちになるとっても素敵な記事です。

 
富士山 糸とおし 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

行動瞑想の一つとして日常に

 
特別なことをしなくても、ただ日常を過ごしているだけで、神経をもの凄く使う現代社会。
スマホやタブレットなどが齎した恩恵は大きいですが、
その分、體を使うこと・一つのことに集中することを失ってしまったように感じます。
気が付いたらスマホを手にしていませんか?笑
 
自覚がないだけで、現代人は神経が擦り減ってとっても疲れている。
體をしっかり休ませるためにも、頭と心をスッキリさせ癒しとなるものが必要です。
 
そういったものの一つに、糸とおしというアートを加えていただけたら嬉しいです。
日常に取り入れていただけたら、もっと嬉しい☺️
 
糸とおしに興味が湧いた方は、ワークショップを開催してますので、ぜひご参加くださいね。

ワークショップについては こちら

ワークショップの予定については こちら

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
以上、糸とおしは行動瞑想だと実感するに至ったお話でした。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
 
父が齎してくれた実感を大切にして活動していこうと思います。
糸とおしをどうぞよろしくお願いいたします😊

 
 
 
そまくみこ

 
 

コメントは受け付けていません。