ご挨拶

 

こんにちは、糸とおし作家のくみこと申します。

 
ホームページをご訪問いただきありがとうございます。

 
糸を使ったアートでは「糸かけ・糸かけ曼荼羅」がよく知られていますが、
紙を使ったものはあまり見かけないのではないかと思います。
呼称も統一されたものがありません。
「紙に穴をあけて糸を通している」という点から私は「糸とおし」と呼んでいますが、
他の呼び方ですと「紙刺繍」や「スレッドアート」になるでしょうか。
まだまだ世間に知られていない未知の部分が多いアートです。

 
糸とおしは、糸かけ・糸かけ曼荼羅の紙バージョンとも簡単に言えますが、
糸かけにはない魅力的な点があります。
狭い間隔で穴をあけることができることから線(ライン)の美しさと繊細さが際立ちますし、
色の変化を楽しむことができます。
糸をたくさん重ねていくことで色を微妙に変化させていくことができるので、
グラデーションといった色が変化していく様子を美しく表現することができるのです。
観る角度や光の当たり方によっても色彩や色調が変わって見えます。
また、厚みがないので額縁に入れて飾ることもできます。

 
糸かけには糸かけの良さが、糸とおしには糸とおしの良さがありますので、
このホームページでは糸とおしの美しさや繊細さを少しでもお伝えできればと思います。

 
ただ残念なのが、画像ではほんのちょっとしか糸とおしの美しさや繊細さをお伝えできないこと。
実物と画像ではだいぶ違います。
ラインの美しさをより際立たせるためにポリエステルや綿の糸ではなく「絹糸」を使用しているのですが、
実際に光が当たっている作品は絹糸の光沢により立体感が出て本当に美しいです。
どのアート作品もそうだと思いますが、やはり実物に勝るものはないですね。

 
画像からでも美しさを感じていただけるよう作品や糸とおしにまつわる事をご紹介していきますので、
お付き合いの程どうぞよろしくお願いいたします。
そして実物をお手に取って糸とおしの美しさ・繊細さ・立体感を実際に感じていただけたら嬉しく思います。

 
 
くみこ